カニの蒸し方|蒸し器あり・なしでできる簡単調理法!

カニの蒸し方|蒸し器あり・なしでできる簡単調理法!

カニの調理方法には茹でる・焼くなどさまざまありますが、蒸すことで身がふっくら仕上がり、旨味も逃げなくなります。

けど

  • 蒸し器を使うのが基本?
  • 冷凍カニは解凍してから蒸すべき?
  • 蒸し器がない場合はどうすればいい?

と迷う方も多いでしょう。

本記事ではカニの蒸し方について蒸し器あり・なし両方の方法を紹介し、蒸し時間や下準備のコツも解説します。

初めて調理する方でも安心して、美味しい蒸しカニを楽しめるようになります。

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ヒロコ

カニが大好きなヒロコです。おいしくてお得なカニを見つけるとすぐに買ってしまいます。みんなに喜んでもらえるカニをピックアップして紹介してます♪

蒸し器ありでのカニの蒸し方

蒸し器を使ったカニの調理は最もスタンダードで失敗が少ない方法です。

蒸気の力でじっくり加熱すると身がふっくらと仕上がり、旨味も逃げにくくなります。

基本の手順から冷凍カニと生カニの蒸し時間、下準備のコツまでを解説します。

蒸し器を使う時の基本手順

蒸し器を使う時の基本手順

  1. 鍋に水を入れて沸騰させる
  2. カニを甲羅を上にして蒸し器に並べる
  3. 蓋をして中火〜強火で蒸す
  4. 途中で蓋を開けずに一定時間蒸す

カニを蒸し器で調理する際はまず鍋に水を入れてしっかり沸騰させます。

蒸気が立ち始めたらカニを蒸し器に並べてセットします。

甲羅を上にして置くと旨味が流れ出にくく身にしっかり残ります。

蓋をしたら中火から強火を維持しながら蒸していきます。

途中で蓋を開けると温度が下がりやすいため、なるべく開けずに一定時間蒸すことがポイントです。

蒸し時間の目安(冷凍カニ・生カニ)

蒸し時間はカニの種類や大きさによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 生のカニ(姿):約15〜20分
  • 冷凍カニ(姿):約20〜25分
  • 足だけの場合:10〜15分程度

冷凍カニの場合は解凍具合やサイズによって多少前後します。

蒸しすぎると身が固くなるため、表面が鮮やかな赤色に変わり香ばしい香りが立ったら取り出すのがベストです。

蒸す前の下準備(解凍の有無や殻の処理)

冷凍カニを使う場合は完全に解凍せず「半解凍」の状態で蒸すのがコツです。

流水で表面の氷を落とす程度で十分で、旨味を閉じ込めたまま仕上がります。

生カニの場合は軽く流水で洗い、甲羅の表面や脚の隙間の汚れを落としてから使いましょう。

殻の処理は特に必要ありませんが、足先を切っておくと盛り付けや食べる際に扱いやすくなります。

蒸し器なしでのカニの蒸し方

蒸し器がなくても家庭にある調理器具を使ってカニを美味しく蒸せます。

  • フライパン
  • 圧力鍋

を代用すれば、蒸し器がなくてもふっくらと仕上げられます。

代表的な蒸し器を使わない代用方法を紹介します。

フライパンを使う方法

フライパンを使う時の手順

  1. 深めのフライパンに2〜3cmの水を入れる
  2. 底に耐熱皿や蒸し台の代用品を置く
  3. その上にカニを並べて蓋をする
  4. 中火〜強火で10〜15分を目安に蒸す
  5. 途中で水を足し、蓋を密閉して仕上げる

深めのフライパンに2〜3cmほど水を入れ、底に耐熱皿や蒸し台の代わりになるものを置きます。

その上にカニを並べ、蓋をして中火から強火で加熱します。

水が少ないため蒸気が逃げやすいので、途中で水を足しながら10〜15分を目安に蒸しましょう。

蓋をできるだけ密閉することが美味しく仕上げるコツです。

鍋や圧力鍋で代用する方法

鍋・圧力鍋を使う時の手順

  1. 通常の鍋に水を入れ、蒸し台や耐熱皿でカニを底上げする
  2. 蓋をして15〜20分ほど蒸す
  3. 圧力鍋を使う場合は加圧5〜7分を目安にする
  4. 火を止めたら自然に圧を抜き、蓋を開ける

通常の鍋を使う場合はフライパンと同じように水を入れ、蒸し台や耐熱皿を使ってカニを底上げします。

蓋をして15〜20分ほど蒸せばOKです。

圧力鍋を使う場合は圧力がかかる分短時間で仕上がります。

加圧時間は5〜7分程度を目安にし、火を止めた後は自然に圧を抜いてから蓋を開けるとふっくらした身になります。

キッチンにある道具で代用する工夫

蒸し台や専用の器具がなくても身近なアイテムで代用できます。

例えば耐熱の小鉢を逆さにして鍋底に並べ、その上に平皿を置けば簡易的な蒸し台になります。

またアルミホイルを丸めて数個置き、その上にお皿を置いてカニを乗せる方法も便利です。

水が直接カニに触れないように工夫すれば、どんな鍋でも蒸し料理が可能です。

カニを蒸すと美味しい理由

カニの調理方法には茹でる・焼くなどさまざまありますが、蒸す方法は特に旨味を引き出すのに優れています。

なぜ蒸すと美味しく仕上がるのか?

その理由を解説します。

茹でるより蒸すメリット

茹でる場合カニの旨味成分がゆで汁に溶け出してしまうことがあります。

一方で蒸す調理法はカニの身に直接お湯が触れないため、旨味が外に逃げにくいのが特徴です。

また蒸気で加熱することで身が水っぽくならず、ふっくらした食感が楽しめます。

 

蒸すと旨味が凝縮する仕組み

カニの身は加熱するとタンパク質が固まり、水分が閉じ込められます。

蒸すことで高温の蒸気が一気に熱を伝え、旨味や甘みが殻の中に留まりやすくなります。

そのため噛んだときにジュワッとカニ本来の味わいが広がるのが蒸し調理の魅力です。

カニを蒸すときのポイントと注意点

カニを美味しく仕上げるには単に時間通りに蒸すだけではなく、火加減や蒸し方の工夫も大切です。

蒸すときに押さえておきたいポイントと、失敗を防ぐ注意点をまとめます。

水の量と火加減のコツ

蒸す際は鍋底から2〜3cm程度の水を入れるのが基本です。

水が多すぎると沸騰時にカニに触れて茹でた状態になってしまい、少なすぎると空焚きの原因になります。

火加減は最初に強火で蒸気を十分に立たせ、蒸し始めたら中火をキープすると安定した蒸し上がりになります。

蒸しすぎを避けるためのチェック方法

蒸しすぎるとカニの身は固くなり、せっかくの旨味も逃げてしまいます・・・。

目安は殻全体が鮮やかな赤色に変わり、香ばしい香りが立ったタイミングです。

また脚の付け根部分を少し押してみて、弾力を感じる程度であれば蒸し上がりの合図です。

必要以上に加熱せず、時間を守ることがふっくら仕上げる秘訣です。

蒸したカニを美味しく食べるコツ

カニは蒸し上げただけでも十分美味しいですが、少しの工夫でさらに味わいが引き立ちます。

蒸した後の扱い方や食べるタイミング、合わせる調味料など、美味しく食べるためのポイントを紹介します。

蒸した後の冷まし方・さばき方

蒸した直後は非常に熱いため、少し置いて粗熱を取ると食べやすくなります。

ヒロコ
ヒロコ
ただし冷ましすぎると風味が落ちるので、10分程度を目安にすると良いでしょう。

またさばく際は脚をひねって外し、関節部分から切ると身が取り出しやすくなります。

身をふっくら食べるためのタイミング

蒸したカニは蒸し立てが一番美味しいタイミングです。

時間が経つと水分が抜けて身が硬くなりやすいため、蒸し上がったらなるべく早めに食べるのがおすすめです。

食卓に出す場合は、食べ始める直前に蒸し上げるとベストです。

蒸しカニに合う調味料・薬味

カニ本来の甘みを楽しむなら、まずはそのまま何も付けずに味わうのがおすすめです。

さらに風味を加えたい場合は、

  • ポン酢
  • レモン汁
  • 酢醤油

を少量つけるとさっぱりいただけます。

薬味としては刻みネギや大根おろし、柚子胡椒なども相性が良く、味に変化をつけられます。

よくある質問(Q&A)

カニを蒸す際、解凍の仕方や種類ごとの違いなど、細かい疑問を持つ方も多いです。

よく寄せられる質問に答えていきます。

Q1.冷凍のまま蒸しても大丈夫?

冷凍のままでも蒸せますが仕上がりが均一になりにくく、外側が先に加熱されて中が半生になることがあります。

おすすめは半解凍の状態にしてから蒸す方法です。

表面の氷を流水で落とし少し柔らかくなった状態で蒸すと、旨味を逃さずきれいに仕上がります。

Q2.小さいカニやワタリガニも同じ方法で蒸せる?

基本的な蒸し方は同じですが、サイズによって蒸し時間を調整する必要があります。

小ぶりのカニやワタリガニであれば、姿のままでも10〜15分程度で十分火が通ります。

大きなズワイガニやタラバガニに比べて短時間で仕上がるため、蒸しすぎないよう注意が必要です。

Q3.残った蒸しカニの保存方法は?

蒸したカニは冷蔵庫で保存する場合、密閉容器に入れて1〜2日程度が目安です。

それ以上保存したい場合は殻を外して身をラップに包み、冷凍保存するのがおすすめです。

解凍して再加熱する際は電子レンジよりも蒸し器やフライパンを使って軽く温め直すと、ふっくらした食感が戻ります。

まとめ

カニを蒸す方法は蒸し器を使った本格的なやり方から、フライパンや鍋などを使った代用方法までさまざまあります。

大切なのは蒸す前の下準備と蒸し時間を守ることです。

生カニなら15〜20分冷凍カニなら20〜25分を目安にし、半解凍の状態で蒸すと旨味を逃さず仕上がります。

蒸しすぎに注意しながら火加減を調整すれば、ふっくらとした身を楽しめます。

蒸し器がない場合でも身近な道具で代用できるので、気軽に試してみてください。

ぜひご家庭でも蒸しカニを美味しく味わってみましょう。