PR

カニについてる黒いぶつぶつの正体→カニビルの卵嚢【美味しい証拠】

黒いぶつぶつの正体はカニビルの卵嚢

蟹の甲羅に黒いぶつぶつがついている事があります。

見た目が気持ち悪いので、箱を開けてびっくりした人も多いと思います。

店頭で販売されているカニであれば気持ち悪かったら買わなければいいのですが、ギフトや通販で届いたカニは選択の余地がありません。

「ハズレのカニが届いた・・・」

ふーみん
ふーみん

いやいや、ちょっと待ってください!
むしろ黒いぶつぶつがあるカニは当たりなんです。

この蟹についている黒いブツブツの正体は「カニビルの卵嚢(らんのう)」です。

つまりヒルの卵です。

ヒルといっても人間には無害です。
またカニの体に寄生したり体液を吸うようなこともないので、カニにとっても無害です。

実はカニビルの卵嚢はたくさん付着している方が良いカニと言われてます。

甲羅に黒いぶつぶつがついているカニの方が身入りが良い理由

実は黒いぶつぶつ(カニビルの卵)がついているカニの方が身入りが良いものが多いんです。

その理由はカニビルの卵がたくさん付いてるカニの方が脱皮してからの時間が経っているからです。

もう少し詳しく説明していきます。

蟹は脱皮を繰り返し大きく成長します。

脱皮する前のカニは新しい甲羅を作るために栄養をたくさん使います。

栄養をたくさん使った結果、身入りが少なくなります。

一方、脱皮が終わったカニはまた栄養を蓄え身を大きくしていきます。

そして成長と共にカニビルの卵がどんどん産卵されて、黒いブツブツだらけになります。

つまりたくさん卵を産み付けられてるカニほど脱皮が終わってから時間が経っている証拠になるんです。

  • 黒いぶつぶつがない脱皮前で身入りが少ないかも
  • 黒いぶつぶつがある脱皮が終わっているので身入りが良い可能性高い

黒いぶつぶつの正体→カニビルについて

カニビルはカニと同様に深海で生息する生き物で、硬い岩に産卵します。

けれども深海には硬い岩がほとんどないので、代わりに蟹の甲羅の上で産卵するんです。

たくさん脱皮して成長したカニの甲羅はとっても硬いのでカニビルの産卵に適してます。

なのでプロの目利きはカニビルの卵の付着具合を一つの判断材料としてます。
ふーみん
ふーみん

カニからしたらいい迷惑ですが・・・

またカニビルと同様なことをする生物にフジツボがいます。(色は黒ではなく白っぽい)

フジツボも蟹の甲羅で生活するのでたくさん付着しているほどおいしいカニの証明と言われます。

まとめ:黒いぶつぶつのカニは身入りの良い美味しいカニ

蟹の甲羅が卵の産卵などで汚れて見える状態は、海での生活が長い証であります。

大きく成長したカニは身入りが良く、とっても美味しいです。

なので黒いぶつぶつが付いてるカニは美味しい蟹である可能性が高いんです。

店頭で買うなら積極的に黒いぶつぶつがついているカニを選びましょう!

通販で届いたなら「ラッキー当たりだ!」と喜びましょう!