冬の味覚として人気の高いズワイガニ。
せっかくならお店で食べるように、美味しく茹でて楽しみたいものです。
しかし
と迷う人も多いでしょう。
この記事では、冷凍・生・サイズ別にズワイガニの正しい茹で方を分かりやすく解説します。
さらに食べ方や保存方法、よくある失敗の対策までまとめているので、初めての方でも安心です。
コンテンツ制作の基本方針
ズワイガニを茹でる前の下準備

冷凍ズワイガニは必ず解凍してから
ヒロコのポイント!
- 冷凍のまま茹でると中まで火が通らない
- 冷蔵庫でゆっくり解凍するのがおすすめ
- 急ぐときは流水解凍でもOK(短時間で)
- 半解凍は旨味が逃げやすい
冷凍ズワイガニはそのまま茹でると表面だけ火が入り、中まで加熱されにくくなります。
必ず冷蔵庫に移してゆっくり解凍するのがおすすめです。
急ぐ場合は流水解凍でも構いませんが、身が水っぽくならないよう短時間で行いましょう。
半解凍の状態で茹でると旨味が逃げやすいため、しっかり解凍してから調理してください。
生ズワイガニを茹でる時の注意点
生ズワイガニを茹でる時の注意点!
- 鮮度が落ちやすい
- 加熱不足は食中毒のリスク
- 購入後は早めに調理
- 保存よりも調理を優先

必ず十分に火を通すことを意識しましょう。
あと購入後は早めに茹でるのが基本です。
時間が経つと身が黒ずんだり、臭みが出たりする原因になります。
生で購入した場合は保存よりもすぐに調理することを優先してください。
必要な道具(大きな鍋・塩・トングなど)
ヒロコのポイント!
- 大きめの鍋を用意する
- 塩は海水濃度(約3%)を目安に
- トングで安全に取り出す
- ザルやバットで水切りや盛り付け
ズワイガニを美味しく茹でるには大きめの鍋が必要です。
カニ全体がしっかり浸かるサイズを選びましょう。
塩は海水と同じくらいの濃度(約3%)になるように準備します。
トングがあると茹で上がったカニを安全に取り出せます。

ズワイガニの基本の茹で方
水から?お湯から?どちらで茹でるのが正解か
- 一般的には「水から茹でる」のが基本
- ゆっくり加熱することで身が縮みにくい
- お湯から茹でても問題はないが火加減に注意
- 状態やサイズによって時間の調整が必要
ズワイガニは基本的に「水から茹でる」のがおすすめです。
水からゆっくり加熱すると身が固く縮みにくく、ふっくら仕上がります。
沸騰したお湯から茹でても問題はありませんが、加熱ムラが出やすいため火加減に注意してください。
状態やサイズによって茹で時間は変わるので、全体がしっかり赤くなったかを目安にしましょう。
鍋に入らないときの工夫(半分に切る/大鍋を使う)
- 大きなカニはそのまま鍋に入らないことが多い
- 足を切り分けて茹でる方法がある
- 大鍋を使えば丸ごと茹でられる
- 半分に切っても味は変わらない
ズワイガニはサイズが大きいと家庭用の鍋に入りきらないことがあります。
鍋に入らない場合は足を切り分けて茹でても問題ありません。
味や風味は変わらず、美味しく仕上がります。
大鍋がある場合は丸ごと茹でるのが見栄えも良いのでおすすめです。
鍋サイズに合わせて工夫するとよいでしょう。
塩加減の目安(塩分濃度3〜4%)
塩加減の目安
- 海水と同じくらいの塩分濃度(3~4%)が基本
- 水1リットルに対して塩30〜40gが目安
- 塩が少ないと味がぼやける
- 塩が多すぎるとしょっぱくなるので注意

目安は海水と同じ濃度で、おおよそ3〜4%です。
具体的には水1リットルに対して塩30〜40gを入れると良いでしょう。
塩が少なすぎるとカニの旨味が引き出せず、逆に多すぎると塩辛くなるので注意が必要です。
茹で時間の目安(サイズ別)
- 小ぶりのズワイガニなら10〜12分程度
- 中サイズで15分前後
- 大きなサイズは18〜20分ほど
- 脚だけの場合は5〜7分で十分
ズワイガニの茹で時間は大きさによって変わります。
小ぶりの個体なら10〜12分、中くらいなら15分前後、大きなものは18〜20分が目安です。
脚だけを茹でる場合は5〜7分程度で十分です。
紅ズワイガニの茹で方(加熱時間は短めに)
紅ズワイガニの茹で方
- 紅ズワイガニは水分が多く柔らかい
- 長時間茹でると身が崩れやすい
- 加熱時間はやや短めに調整する
- 味わいは甘みが強いのが特徴
紅ズワイガニは本ズワイガニに比べて水分が多く、身が柔らかいのが特徴です。
なので長く茹ですぎると身が崩れやすくなります。
加熱時間は本ズワイガニよりやや短めにするのがおすすめです。

ズワイガニの食べ方
ズワイガニの殻の剥き方と身の取り出し方
殻の剥き方と身の取り出し方
- 脚の関節部分から折って外す
- キッチンバサミを使うと簡単に殻が切れる
- 胴体の甲羅を外して身を取り出す
- 爪部分は殻が硬いので特にハサミが便利
ズワイガニは殻が硬いので無理に手で剥くと身が潰れてしまいます。

胴体部分は甲羅を外し、中の身をスプーンで掻き出すようにして取り出します。
爪は殻が特に硬いので、専用のカニバサミやキッチンバサミを使うと効率的です。
そのまま食べる/料理にアレンジする方法
- 茹でたては何も付けずにそのままが一番美味しい
- ポン酢やレモン汁を少量かけるとさっぱり
- サラダや酢の物にアレンジできる
- グラタンやカニクリームコロッケなど洋食にも活用可能
茹でたてのズワイガニは、まず何も付けずに食べるのが最も旨味を感じられます。
味の変化を楽しみたいときはポン酢やレモン汁を少量かけるとさっぱりします。
ほぐした身はサラダや酢の物に加えると彩りも良くなります。
さらにグラタンやカニクリームコロッケなど、洋食の具材としても活用できます。
保存方法(冷蔵・冷凍)
- 冷蔵保存は2日以内が目安
- ラップで包み密閉容器に入れて保存する
- 冷凍保存は長持ちするが風味は少し落ちる
- 冷凍する場合は殻を剥いて身をほぐしてから保存すると便利
ズワイガニを茹でた後に食べきれない場合は、冷蔵保存が可能です。
保存の目安は2日以内で、ラップでしっかり包み密閉容器に入れるのが基本です。

冷凍する際は殻を剥いて身をほぐしてから保存すると、解凍後すぐに料理に使えて便利です。
よくある失敗と対策
1.解凍不足だとどうなる?
解凍不足のまま茹でると表面だけ火が入って中まで熱が届かず、生臭さが残ります。
また水っぽさが出やすく、旨味が抜けてしまう原因にもなります。
なのでしっかり解凍してから茹でるのがおすすめです!
2.塩が少ないとどうなる?
塩が少ない状態で茹でると、味がぼやけてカニの甘みが引き立ちません。
海水と同じ濃度(約3〜4%)で茹でると、身がしっかり締まり旨味を感じやすいです。
3.ズワイガニを茹ですぎるとどうなる?
長時間茹でると身がパサつき、硬くなってしまいます。
特に紅ズワイガニは水分が多いため、加熱しすぎると崩れやすいので注意が必要です。
4.茹でた後はどのくらい保存できる?
冷蔵保存は2日以内が目安です。
冷凍保存も可能ですが風味や食感は多少落ちるため、できるだけ早めに食べきるのが理想です。
まとめ
美味しく茹でるためのポイントのおさらい
ヒロコ’sポイント!
- 冷凍は必ず解凍してから茹でる
- 生ズワイガニは鮮度が落ちやすいので早めに調理
- 水から茹でるのが基本で、塩分濃度は3〜4%
- サイズに合わせて茹で時間を調整する
ズワイガニを美味しく仕上げるためには、まず冷凍品はしっかり解凍することが大切です。
生ズワイガニは鮮度が落ちやすいため、できるだけ早めに茹でましょう。
茹で方は水から始めるのが基本で、塩分濃度は海水と同じ3〜4%を目安にします。
小ぶりなら10分前後、大きいサイズなら20分近くと、カニの大きさに合わせて時間を調整してください。